ホピ名はハハイ・ウッティ、わたしはすべてのカチーナのお母さんです。ホピの人たちからは、マザーとかグランドマザーという愛称で呼ばれています。水蛇の儀式では、中心的な役を演じ、またニーマンカチーナダンスの儀式でも登場することもあります。私がグランドマザーと呼ばれるのは、私の役割がグランドマザー的だということが所以しています。血のつながりということであれば、私の子供たちはナタクカスというモンスターなのですが、これらモンスターを連れて必ず私が登場する毎年1月末から2月にかけて行われるビーン・プランティング(豆を植える)のフェスティバルがが思い浮かばれます。
このサイトにて以前紹介されたハハイ・ウッティ(上の写真の正面左です)とは、姉妹で、作者も同じマニュエル・シャヴァリア氏です。これはわたしより1センチほどおちびさんで、わたしたちは彩色もやや異なります。赤の彩色もわたしのは赤よりややオレンジがかっており、ブルーもブルーグリーン、イエローもどちらかというと山吹色に近い色が彩色されています。また、わたしの身体は、横にぐちゃっと曲がっているため、その分キャラクターがあるように見えるようです。わたしたちの上にいるのは、人気の高いホナンです。3体とも作者が同じということもあり、わたしたちはいわばファミリー、大変仲がいいんです。下は、わたしの後ろ姿です。
私はホピの赤ん坊が最初に与えられるカチーナ人形なのですが、男の子が唯一もらうことができるカチーナ人形でもあります。わたしたちハハイ・ウッティは、他のカチーナ同様、本来はフラットタイプで、首からひもをつけて壁に飾っておく人形です。カチーナはほとんどが男ですが、私は女のカチーナ。○○マナとか、○○ウッティというのは、女のカチーナです。マナが未婚、ウッティは既婚を意味します。 わたしたちハハイ・ウッティですが、儀式では、ほっぺたに赤い斑点のある白いマスク、きつねの皮のひだえり、女性にみえる衣装にショールを纏い、裸足か白いブーツで登場します。通常、上のイラストにあるように、水がいっぱい入ったひょうたんを持っています。目は三日月型というのも私の特徴です。どのホピの男性が私のような女役をするかは、なるべく小柄であること、またキヴァの仲間が合意に達した男たちに白羽の矢がたつようです。女役をしたということで、屈辱でもなんでもありません。キヴァというのはホピの男性たちの集会所です。ここでは、ホピの神と交信したり、厳粛な儀式が執り行われています。なお、わたしたちは3月には日本に参ります。みなさまにお会いできることを今から心待ちにしております。それまで、どうかお元気で!
頭の羽根かざりを入れて、全長約31センチ。コットンウッドにミックスメディアで彩色。マニュエル・シャヴァリア作。一家に一体はおいておきたいような、大変愛らしいカチーナです。
(価格)北斗七星 SOLD
*価格に関しては、メニューの”ご案内”をご参照ください。
イラストは、"HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkesより Copyright (C) Katsin' Manas LA 2008 All rights reserved.
|