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北米最古の先住民であるホピ族の文化とカチーナ人形をご紹介するサイトです。
ホピ・カチーナ人形コレクション
by Katsin' Manas LA

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カチン・マナス LA

Author:カチン・マナス LA
Katsin' Manas LAの市川実英子です。Los Angelesから日本のみなさまにホピとカチーナ人形を紹介してゆきます。このサイトで扱うカチーナ人形は、ホピのトップカーバーたちが丹念に作り出した伝統的スタイルのカチーナ人形です。ごゆっくりお楽しみください。

人形に関するお問い合わせは
miekoichikawa@mac.com
まで。

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ホピ族とカチーナ人形
北米大陸最古の先住民であるホピ族は、アリゾナ州の北東部にある「メサ」と呼ばれるテーブルマウンテンに住んでいる。メサは3つに分かれており、現在全人口約9000人。12の集落、34の部族から成り立っており、彼らは農耕生活を営む。年間を通して数多くの宗教儀式が執り行われ、その回数は大小問わず、一年365日のうちの約三分の一にも及ぶという。ホピとは『平和の民』という意味である。彼らを取り巻く自然環境は極めて厳しい。彼らが住むメサは、アクバカーキーやサンタフェ近くのリオデグランデ渓谷に住む他のプエブロインディアンたちからずっと離れた最西部にぽつんと位置しており、いわば陸の孤島。それがこれまで異文化との接触を妨げ、もう一方でそれが彼らが純然たる伝統、信仰、文化, 生活様式を今もって保持出来ている要因でもある。ちなみに、周辺のインディアンの商業はその90パーセント強が白人が仕切っているという統計があるが、ホピに関してはその100パーセントをホピの手で、という姿勢を崩さず、奮闘している。ホピの人たちは大変信仰深く、そしてスピリチュアルである。

hopimesa_20071219120344.jpg

ホピの人たちにとって、カチーナには3つの観点がある。
(1)彼らが信仰する精霊(KATSINUM)
(2)その精霊であるカチーナをキヴァや儀式で擬人化する男たちのこと
(3)精霊を木の人形として形どったもの

ホピが信仰する精霊カチーナには300種類以上あると言われている。カチーナとは神と人間との中間的存在であり、一年のうちの半分はサンフランシスコピークスに住み、あとの半分はホピのひとたちを霊的に導くという役目を果たすためにホピにやってくる。本来、カチーナ人形はホピの儀式を終えた男のみが作れるものである。キヴァで神と交信し、霊的な力を得た男たちが、精霊であるカチーナを木製の人形にし、儀式の際に女の子に贈る。そうした人形は家の壁に飾っておくのが通例で、壁に飾られたカチーナ人形を教材のようにして、それぞれの意味、役割、目的、また儀式での歌や踊りなどを教わるようになっている。カーバーたちは一体一体の人形に魂を与えながら彫っていく。一体を完成させるまでには相当な時間を経験とエネルギーを要す。材木はコットンウッドで、特に根っこの部分が使われるが、これは「人生の木」を象徴するコットンウッドを支える部分であるかららしい。すべては根っこからはじまる、そういう意味が込められているようだ。カチーナ人形はアート性においても感嘆に値するが、何よりも身辺においてあるとほっとする、気持ちがなんとも落ち着くという不思議な魅力がある。

KAUsketch.jpg

私たちがこれからご紹介していくカチーナはすべてニュートラディッショナルというスタイルのカチーナです。ホピのカーバーの作り出すカチーナのスタイルは時代時代で変化していったようですが、ニュートラディッショナルとは昔から大切にされてきた伝統的なスタイルにカーバーたちが独自のアートを取り入れたものです。(ホピのカーバーたちはこれをトラディッショナルスタイルと呼ぶのを好んでいるようですが。)私たちは自分たちの足で実際ホピに行き、ホピのトップカーバーから直接購入しています。おそらく、品質は現在日本で出回っているカチーナ人形のなかでは最高レベルのものであると思われます。このサイトにおいても私たちと親交のあるカーバーたちをみなさんにご紹介してゆきます。お楽しみに!



*上の写真はメサにあるウォルピ (Walpi) 撮影者不明  イラストは, 'HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より
Copyright (C) Katsin' Manas LA 2007 All rights reserved.






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